モルモットの飼い方

モルモット飼育入門!初心者が失敗しない始め方

masaya

この記事ではモルモットの基本情報から特徴や生活習慣を紹介します。モルモットの正しい育て方を学び、大事なモルモットちゃんを健康に育ててあげましょう!

モルモットの基本情報

モルモットは、テンジクネズミ属の一種で、うさぎやハムスターと同じ齧歯類です。体長は約20㎝~40㎝、体重は500g~1000gで、寿命はおよそ5年~8年とされています。原産地は南米で、乾いた高地の穴の中で生息しているため、高温多湿に弱い生き物です。モルモットの性格は穏やかで大人しいが、警戒心も強めで臆病な性格を持っています。主食として牧草や野草を与えることが重要です。また、モルモットは夜行性で、昼間は寝ている事が多いですが物音に敏感なのでドアを開けて飼い主が入ってくると「キューキュー」とご飯を催促してくる事も多いです

モルモットの特徴

四肢が短く、ずんぐりとした体形で、頭が大きいなんとも可愛らしいフォルムをしています。指の本数は前足は4本、後ろ足は3本で足裏には毛が生えておらず、肉球ではありませんが足裏の肉がクッションの役割を果たしています

モルモットの生活習慣

モルモットは夜行性と言われていますが、人に飼育されるようになったモルモットは人に合わせた時間に活動するようになります

モルモットとハムスターとの違い

モルモットとハムスターは共に齧歯目に属していますが、モルモットは体重が500g~1000g位で、ハムスターは30gから最大種でも200g程度です。モルモットの前足は4本の指、後ろ足は3本の指ですが、ハムスターは前足4本、後ろ足5本の指を持ちます。モルモットにはしっぽがなく、ハムスターには短いしっぽがあります。またモルモットは完全草食動物、ハムスターは雑食です。モルモットは夜行性ですが、飼い主の生活リズムに合わせて活動時間を変えることができます。一方、ハムスターは完全な夜行性です。モルモットは群れで生活するため縄張り意識が低く、ハムスターは縄張り意識が強いです。モルモットの寿命は平均5~8年、ハムスターは2~3年と様々な違いがあります

モルモット飼育の疑問

モルモット飼育は難しい?

モルモットは比較的飼育し易い動物であると言えます。しかし排泄物が多く暑さや寒さに弱いので適切な温度管理と清潔な環境を整える事が必要となります

人に懐く?

懐きます。しかし臆病な性格なので、無理に触ったりせず少しずつ慣れさせていくことで手からご飯を食べてくれたり抱っこを嫌がらなくなったりします

多頭飼育は可能?

注意点はありますが、群れで生活する習性があるので多頭飼育はおすすめです。多頭飼育を行う事で排泄物の個々のモルモットの健康状態の把握やケージのサイズやモルモット同士の相性、性別などが挙げられます。

トイレは覚える?

モルモットは基本的にトイレを覚えないと言われていますが、ケージの角に食事中や水を飲む際に排泄する習性があるので食事や水の場所をトイレ内に設けることで、排尿を一定の場所に集中しやすくなり、またケージの隅なども好んで排泄するため四隅にも対策しておくと良いでしょう

モルモットの飼育環境

モルモットは暑さ寒さに弱いため適切な温度管理が重要になります。理想的な室温は20~25度で特に冬は保温が必要です。モルモットは高温多湿にも弱いので夏季は適切な冷房や換気を行い、快適な環境を維持しましょう。ケージは通気性が良く、清潔に保ちやすいものを選びます。床材は吸水性が高く、足に優しいものが適しています。モルモットは狭い場所を好むので巣箱を設置すると安心感を与えます。

必要な飼育用品とその金額

絶対に必要なもの

・ケージ

・トイレ

・給水器

・餌(チモシー)

状況によって必要なもの

・床材

・かじり木

・巣箱

・アルミシート・冷凍ペットボトル(夏の暑さ対策)

・小動物ヒーター、ブランケット(冬の寒さ対策)

ケージの選び方

モルモット1匹に対し幅80cm奥行50cm程度、ジャンプ力はあまりないのでケージの高さは30〜40cm位が望ましいとされていますが、高さに関しては個体差があるので活発な子の場合はケージに蓋をした方が良いでしょう。狭いケージの場合は定期的に室内散歩などをさせて運動させてあげる事と、狭すぎるとあっという間に排泄物でケージが汚れてしまうので掃除の頻度を増やしたりケージを大きくするなどで対応します。また噛み癖がありケージを噛んでしまうモルモットの場合はかじり木などを設置してケージを噛ませないようにします

モルモットの食事

主には清潔な水と牧草(チモシー)を与えます。主食の牧草(チモシー)の他にモルモットは体内でビタミンCを合成できない動物なので、ビタミンC欠乏症予防にビタミンCが配合されているサプリやペレットなどを副菜として与えます。なおチモシーにはモルモットの伸び続ける歯を擦り減らす役割もあるので必ず主食として与えてください

必要なお世話

ケージのお掃除

最低でも1日1回は行います。モルモットは排泄物が多く、基本的にトイレを覚えないので毎日必ず掃除をしましょう。ケージのサイズが小さい場合は糞尿でモルモットが汚れてしまい病気の原因にもなりますので、掃除回数を増やし清潔に保つ事が大切です

ブラッシング・爪切り

爪切りは2〜3ヶ月に1度、ブラッシングは種類により頻度は異なりますが必要です。モルモットは毛繕いの時に余分な毛を飲み込んでしまうので短毛種でも行い、ブラッシングブラシはスリッカー、コーム、ラバーなどを毛の長さに合わせてチョイスし、換毛期(毛の生え替わりのよく抜ける時期)は特に頻度や時間を増やし行う事が大事です。野生のモルモットでは春や秋に換毛期がありますが、室内飼育の場合は時期がずれる事がありますので日々のお世話の中で抜け毛の量を見ながら調節します。爪もブラッシングも個体差がありますので日々のコミュニケーションの中で様子を見ながら行ってください

モルモット飼育での注意点まとめ

  1. 性格と環境への適応
    モルモットは穏やかで大人しい性格ですが、警戒心が強く、環境の変化に敏感です。新しい環境に慣れるまで時間がかかることがあります。
  2. 飼育環境
    ケージはモルモット1匹あたり幅80cm、奥行50cm、高さ30〜40cm程度の大きさが適しています。通気性が良く、清潔に保ちやすい素材を選びましょう。
  3. 食事
    モルモットは完全草食動物で、主食は牧草です。ビタミンCを体内で合成できないため、ビタミンC豊富な食事が必要です。
  4. 健康管理
    モルモットの平均寿命は約5~7年で小動物にしては長く、高齢になると様々なケアが必要になるため長期的な飼育に対する覚悟が必要です。また歯が伸び続けるので毎日
  5. 多頭飼育の検討
    モルモットは群れで生活する動物なので多頭飼育に向いていますが、繁殖力高いので雌雄同ケージでの飼育は推奨しませんさらにオス同士は成長すると縄張り意識が生じケンカをする事があるので多頭飼育は慎重に行う必要があります。
  6. 日常のお手入れ
    モルモットはトイレを覚えにくいため、ケージの清潔を保つためにはこまめな掃除が必要です。また、ブラッシングや爪切りも定期的に行いましょう。

モルモットを飼う際には、これらの点を十分に理解し、適切なケアと愛情をもって接することが大切です。

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